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ストレスを考えてみた

どうもchocoです。まだまだ寒い日がありますが、そろそろ春の陽気がうかがえそうですね。春といえば新しいことが始まる季節。入学や入社、転職なんて人もいるでしょう。新しい生活には期待や不安があるでしょう。今回はその新しい生活に付きまとう”ストレス”について書きたいと思います。

 

ITエンジニアはストレスがたまりやすい!?

ITエンジニアは他業界に比べて、1.8倍高ストレス
稼働時間が200時間を超えると26.4%が高ストレス

 

この記事にもある通り、ITエンジニアは他の業界と比べてストレスを受けやすいと言われています。

また、男性より女性のほうがストレスをうけやすくと言われています。

 

そもそもストレスとは様々な刺激が引き起こす防御反応で、それに伴いストレスホルモンが分泌されることによって、ストレスを感じるというメカニズムになっています。たとえば、”騒音”という刺激を受けてその反応として”イライラ”する。これがストレスです。

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このストレスには善玉ストレスと悪玉ストレスがあります。

善玉ストレス

・適度な緊張感、高揚感
・積極性が高まる
・ポジティブとネガティブな感情が混在している状態
例)初めての出張、スポーツの大会など
悪玉ストレス
・気分が沈む
・生産性が低下
・視野が狭くなり適切な判断ができない
例)クレーム、失敗、失業など
 
この悪玉ストレスを受けた時の抵抗力は下記の図のとおりである。
 

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出典:ハンス・セリエ 全身適応症候群
ストレスを受けた直後はストレスに抵抗する力が落ちる。しかし、その後ストレスに対抗しようと抵抗力が上がり、「眠らなくても平気」だったり、「いつも以上に高揚」したりとストレスを受けていることすら忘れてしまう時期がくる(7~10日間)。ですが、ストレスを受け続け悪玉ストレスをため続けると、気分が悪くなり、やがて”うつ”になってしまいます。
 
うつ病とは、正式な基準は少しややこしく、2013年にアメリカ精神医学会の「DSM-5」が基準となっていますが、簡単に言えば、”2週間以上気分が落ち込む”とうつ病とということです。
 
このうつ病のときは異様なほどの体のだるさが出てきて、時には40度ほどの熱が出ているかの様な症状が一日中続きます。悪い時には朝起きた時、動くことがでなくなる場合もあります。
うつ病にかかると本当に最悪です。ただでさえ気分が落ち込んでいるのに、食欲不振や不眠といった身体症状が出ることで余計に気分が落ち込んで悲観的な考えが強くなる。それでさらに気分が落ち込んでくるといった、負のスパイラルにはまっていくのです。
 
そこでうつ病を少しでも改善できる方法をお伝えしましょう。
一つは食生活の改善
肉類、納豆、たらこ、チーズ、牛乳を摂取するとよいとされています。
「たらこクリームパスタ 納豆添え」が最強
もう一つは太陽光を浴びること
太陽光を浴びることでセロトニンが分泌されうつ病に良いとされています。
 
しかし、うつ病の元であるストレスの主な原因は人間関係です。

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厚生労働省「平成24年 労働者健康状況調査」をもとに作成

これは厚生労働省が発表した労働者の健康状況調査におけるストレスの原因の比較図です。このグラフからも分かる通りストレスの一番の原因は人間関係です。
その人間関係によるストレスを改善できなければうつ病になる可能性は常に付きまとうことになります。
 
この人間関係のひとつは上司と部下の関係だと思います。特に上司が部下に対するものではなく、部下が上司に対するものが多いと思います。そこで部下を持つ上司の方は以下のことを気を付けて部下と接してください。
 
・共感すること
共感されると安心感がえられ、悩みが軽くなります。
・感謝すること
自尊心がうまれ、「この人の役に立っている」と思えることで自身が付きます。
・承認されること
存在を認められたと感じ自己肯定感が生まれます。
 
ダメでどうしようもない部下など共感もできないし感謝もできない。承認なんてできるはずもない。と思うかもしれないが、それでは前途ある若者を大切に扱ってあげてください。いいところは探せば見つかるはずです。見つけようとしてください。あなたが変わらなければ部下も変わるはずがありません。
 
以上、chocoでした!