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なぜ人は仕事でサボろうとするのか。

なぜ人は仕事でサボろうとするのか。

それは、仕事=お金稼ぎという感覚が無いから。
なぜ、お金稼ぎという感覚が無いのか。
それは、仕事が直接お金と関わることが無いから。

日本の場合、「働く」となったらまず会社に入ろうとする。会社に入ればお金がもらえる。だから、入社採用の時の試験や面接にはものすごく力を入れる。
大学の中に就職専門の部署を設置してまで就職に対して力を入れている。大学側は受験生に対して就職率をアピールしているほどだ。これはばかげた話だ。大学は就職するために入るのではなく勉強、学業を営むために入る。それなのに就職することが人生のゴールのような扱いだ。

そうして入った会社ではまず何が行われるのか。一般的にはまず研修を実施する。研修の内容は、ビジネススキルから専門業務、勤怠の付け方などである。

その研修が終わったら、各部署に配属される。

この時何が起こるのか。入社する前はあまり気にしないかもしれないが、配属させられる人は自分がしたい仕事に就けない可能性が往々にしてある。さらにいうと配属したい部署は基本的に人気で倍率が高いので、希望した部署に配属されないことの方が多い。よって当然モチベーションが上がらない。

そのモチベーションが下がった業務で、かつ直接自分がもらえるお金とは関係がない仕事を一切サボらず行えというのは無理がある。

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なぜこうなってしまうのか。
■1つ目は前時代的な考え方がはびこっているから。
高度成長期の日本の会社経営のスタイルは、アメリカのマネをして車などの産業で稼ぐために工場を各地に作り、そこでより安くより多くの製品を製造することが必要だった。工場を稼働させるためには、人の手が必要だ。なので、地方から数多くの高校に募集し、卒業と同時に上京して働いてもらうということをした。この方が安い賃金(地方の高卒なので)で工場を稼働させることができるので、非常に効率的な経営手法である。
しかし、現在はどうだろう。
工場では、多くの機械が製品を製造し、製造方法も効率化されているため人の手が要らなくなっている。機械は休むことを知らないため、24時間365日電気され通していれば、文句も言わないし就労規則も守らなくてよい。
つまりは50年前のやり方を踏襲していたのではイケテないということである。

■2つ目に会社=家族という意識がある
会社に入ったらその人はその会社=家族の一員だという意識がある。
なぜその意識がいけないのかというと、働くのに不要なことに手間が取られてしまい貴重な時間を食いつぶす。結果、生産性が上がらず、頭の中は人間関係のことばかり。
当然仕事自体は身に入らずサボっている状態になる。

WHY JAPANIESE PEAPLE!?
現在の日本はどうかしてる。みんな無駄だとわかっている仕事を必死にやる。
それに何の意味があるのか。それをやっていて幸せなのか。今一度じっくり考えてほしい。

会社は家族ではない。会社はお金を稼ぐために行く場所だ。